1993年から東京新聞で連載の続くコラム「サッカーの話をしよう」をアーカイブ化!

No.1163 ワールドカップに向け『チームファースト』貫け

 「1%でも2%でも、ワールドカップで勝つ可能性を上げるために決断をした」
 4月9日、日本サッカー協会の田嶋幸三会長は、日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督との契約を7日に解除、技術委員長だった西野朗氏を新監督に決定したと発表した。ワールドカップ開幕まで66日。西野新監督に与えられる準備の時間は、大会直前の3週間あまりしかない。
 3月下旬にベルギーで開催された2つの親善試合は、非常に低調な内容で、ファンを失望させた。この試合で選手たちからハリルホジッチ前監督の方針に対する批判のような意見も出始めたことから、「コミュニケーションや信頼関係が薄れてきた」と判断、解任を決断し、パリに出向いて本人に告げたという。
 日本サッカー協会の予算は現在200億円を超しているが、その大きな部分を担っているのが日本代表だ。国内開催試合の...

著者プロフィール

大住良之(おおすみ・よしゆき)
大住良之(おおすみ・よしゆき)
サッカージャーナリスト

1951年神奈川県横須賀市生まれ、『サッカー・マガジン』編集部勤務(1973~1982)を経て1988年からフリーランスのサッカージャーナリストとして活動。日本のサッカーの発展をテーマとし、日本代表、Jリーグの取材を中心に活動。そのほか、1974年西ドイツ大会以来8回のFIFAワールドカップをはじめ、数多くの国際大会も取材し、『東京新聞』の連載コラム「サッカーの話をしよう」を中心に、雑誌、インターネットなどを舞台に執筆活動をしている。
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