1993年から東京新聞で連載の続くコラム「サッカーの話をしよう」をアーカイブ化!

No.1199 アジアのサッカーを変える『24チームのアジアカップ』

 アジアのサッカーが新しい時代にはいったのを感じる。
 現在UAEで開催されているアジアカップは出場24チーム。5年前にこのプランが発表されたときには、大会のレベルを保つには多すぎると感じた。実際、今大会にはキルギス、フィリピン、イエメンという初出場国が名を連ね、ベトナム、インド、トルクメニスタン、パレスチナ、レバノンなど過去に数回の出場経験はあっても上位の経験のない国もあった。インドは4回目の出場で準優勝1回の記録をもつが、それは1964年のことだ。
 ところが1月5日に大会が開幕して驚いた。これらの国が優勝候補の強豪を相手に大奮闘したのだ。インドが「常連」のタイに4−1で勝ち、フィリピンは韓国を相手に0−1の大奮闘。森保一監督率いる日本もトルクメニスタンに大苦戦を強いられた。
 バスケットボールなどの人気の陰で、フィ...

著者プロフィール

大住良之(おおすみ・よしゆき)
大住良之(おおすみ・よしゆき)
サッカージャーナリスト

1951年神奈川県横須賀市生まれ、『サッカー・マガジン』編集部勤務(1973~1982)を経て1988年からフリーランスのサッカージャーナリストとして活動。日本のサッカーの発展をテーマとし、日本代表、Jリーグの取材を中心に活動。そのほか、1974年西ドイツ大会以来8回のFIFAワールドカップをはじめ、数多くの国際大会も取材し、『東京新聞』の連載コラム「サッカーの話をしよう」を中心に、雑誌、インターネットなどを舞台に執筆活動をしている。
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