1993年から東京新聞で連載の続くコラム「サッカーの話をしよう」をアーカイブ化!

No.1152 ピッチに立つ

 サッカーを取材して記事を書く仕事のかたわら女子のチームの監督という役割を引き受け、30年以上が過ぎた。
 週3日の練習と日曜日の試合。できる限り参加する。取材のときは高い記者席からしか見ないピッチに、週に4回は立っていることになる。
 中学3年生のときにサッカーを始めたが、高校時代に公式戦に出場できたのは1試合だけ。能力が低いうえに努力も続かないとあっては仕方がない。そんな私に心から「サッカーで生きていきたい」と思わせたのは、大学時代に取り組んだ少年サッカーの指導と、コーチ仲間でつくったチームでの試合経験だった。
 だがサッカーという競技をより深く考えさせてくれたのは、30代半ばからの「コーチ兼監督」という役割だった。
 「グラウンドに出る前に、私の仕事の9割は終わっている」と、故・近江達さんから聞...

著者プロフィール

大住良之(おおすみ・よしゆき)
大住良之(おおすみ・よしゆき)
サッカージャーナリスト

1951年神奈川県横須賀市生まれ、『サッカー・マガジン』編集部勤務(1973~1982)を経て1988年からフリーランスのサッカージャーナリストとして活動。日本のサッカーの発展をテーマとし、日本代表、Jリーグの取材を中心に活動。そのほか、1974年西ドイツ大会以来8回のFIFAワールドカップをはじめ、数多くの国際大会も取材し、『東京新聞』の連載コラム「サッカーの話をしよう」を中心に、雑誌、インターネットなどを舞台に執筆活動をしている。
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