1993年から東京新聞で連載の続くコラム「サッカーの話をしよう」をアーカイブ化!

No.1109 進むクラブの国際グループ化

 現代のサッカーを支配するのはビジネスマンたちだ。
 国際サッカー連盟(FIFA)がワールドカップを48チームに拡大するのも、利益を増やすためだった。クラブサッカーの世界では、ほんのひと握りのビジネスの勝者だけが世界の話題を独占する。そのクラブサッカーに新しい潮流が起こっている。国境を、さらには大陸をまたぐ複数クラブのオーナーシップだ。
 Jリーグの名門横浜F・マリノスは、2014年に株の20パーセントを「シティグループ」に売却、サッカー部門の運営を任せた。翌年監督に就任し、今季3シーズン目を迎えたエリク・モンバルエツ監督は、「私はシティグループの方針に従ってチームを指導している」と語ってはばからない。
 「シティグループ」とは何か。アメリカの銀行とは関係がない。イングランドのマンチェスター・シティFCを中心とするプロサ...

著者プロフィール

大住良之(おおすみ・よしゆき)
大住良之(おおすみ・よしゆき)
サッカージャーナリスト

1951年神奈川県横須賀市生まれ、『サッカー・マガジン』編集部勤務(1973~1982)を経て1988年からフリーランスのサッカージャーナリストとして活動。日本のサッカーの発展をテーマとし、日本代表、Jリーグの取材を中心に活動。そのほか、1974年西ドイツ大会以来8回のFIFAワールドカップをはじめ、数多くの国際大会も取材し、『東京新聞』の連載コラム「サッカーの話をしよう」を中心に、雑誌、インターネットなどを舞台に執筆活動をしている。
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