1993年から東京新聞で連載の続くコラム「サッカーの話をしよう」をアーカイブ化!

No.1170 フットボール一族の痛手

 「フットボール」は、巨大な「一族」である。
 サッカーももちろん「フットボール」。日本サッカー協会の英語名は「Japan Football Association」である。
 古代以来、ボールをける遊びや行事は世界の各地にあった。しかしフットボールの直接の祖となったのは、中世からイングランドを中心に欧州各地で行われた大衆の気晴らしゲーム。2つの村が総出で主にボールを足でけって相手の村の門に入れることを目指した。何百人、ときに何千人もの荒くれ者が参加し、ルールもほとんどなかった。やがて19世紀にイングランドで学校教育に採り入れられ、スポーツの体裁を整えた。
 現在、世界では大きく分けて5種類の「フットボール」がプレーされ、それぞれ絶大な人気を誇っている。いずれも、19世紀の後半、日本で言えば明治維新前後に、イングランドの...

著者プロフィール

大住良之(おおすみ・よしゆき)
大住良之(おおすみ・よしゆき)
サッカージャーナリスト

1951年神奈川県横須賀市生まれ、『サッカー・マガジン』編集部勤務(1973~1982)を経て1988年からフリーランスのサッカージャーナリストとして活動。日本のサッカーの発展をテーマとし、日本代表、Jリーグの取材を中心に活動。そのほか、1974年西ドイツ大会以来8回のFIFAワールドカップをはじめ、数多くの国際大会も取材し、『東京新聞』の連載コラム「サッカーの話をしよう」を中心に、雑誌、インターネットなどを舞台に執筆活動をしている。
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